EF58128の製作(修復)

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更新:2014/6/7


このEF58128号機は、ひかり模型製で完成は昭和57年(1982年)、その数年後の運転会で垂直に落下し、片側のお面(運転台)と床下の連結面を損傷しました。連結面はパーツが飛び散った程度で修復は比較的容易でしたが、「お面」は完全につぶれ、取り替えるしかなく、ひかり模型さんのご厚意でお面パーツを譲っていただきました。


しかし以来長年一人でやってきたことを幸いにし、ほったらかしのままでしたが、この数年で新たな同好の仲間が出来、複数の方々から影響を受ける機会を得て完成させようと思い立ちました。

修復は、塗装の剥離から行い、全体を見回して半田の剥がれがあるところについても補修をするなど、この際に他に補修箇所があれば行っています。

「お面」は取り付けてみると、若干屋根幅が広くこのままの状態で両サイドを下げると車体を横から見た際に前後の運転台の窓位置が面一とならないため、屋根を進行方向に切り込みを入れて調整することにしましたが、できあがりは若干屋根高さが低くへこんだ状態になり半田を流して調整してもうまくゆかず、結局サーフェーサーを何回も塗っては乾かしし1000番程度の細かい耐水ペーパーで屋根が丸くなるように調整しました。

この後に「水溶きパテ」なるものが発売されましたが、これと同じと思います。

中間部や反対側には修復部分以外、特に手を入れていません。







撮影:平成17年10月1日

 

 



 


← 他のEF5889と同じタイミングで塗装を行っています。EF58128はブルトレ牽引機の設定でしたので今回も同じにします。

車体はまずクリームを塗りつけます。後にマスキングしてブルーも塗ります。塗料は気軽にできるGM製のスプレーで複数回塗りました。


→ 床下もブルーを先に塗って、マスキング後黒を吹き付けます。左の画像では1つのエアタンクのマスキングをはがしています。

床板の両サイドのある突起の様に見える部分はSGの水取口でパイプとロストの締め切りコックで表現しています。後ほど白く筆塗りします。




撮影:平成19年2月17日
 

 

 

 


← 動力部です。「お面」がつぶれた側は先台車上部付近に損傷が出ましたので、これを復旧し元通りになりました。

先台車上部にあるのはスノープロウ稼働のシリンダーです。サイドから見ると車体と先台車の間に効果的なシルエットとなります。


→ 塗装した床板を組み立てで様子を見、試運転し調整します。

モーターはサンゴ製からキャノンCN22に換装しています。







撮影:平成19年2月25日
 

 

 

 


車体をブルーに塗装し、ヒゲの銀を削りだしナンバープレートやメーカー銘板、ヘッドライトレンズをはめ込みます。

テールライトはオリジナルがすでに無く他社に適品が無いため未設定、また運転台ハシゴも未設定ですが、修復1.5年、「お面」をつぶしてから20数年経ちましたが、何とか完成にこぎつけました。



撮影:平成19年4月20日


 

 


←↓ 2月10日に運転会を行いました。そこで走行中の姿を、ご覧ください。牽引の編成は10系での終盤を迎えた急行銀河13両です。車両はほとんどトミックスで座席車スハ44、スハフ42はカワイ製です。




撮影:平成20年2月10日

 

 
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