旧国鉄101系の製作
101系は高校時代にそれまでの72系から置き換わって総武線に転入してきました。黄色がまぶしかったことを覚えています。 T氏がホビーモデルの101系を製作したことで刺激されいつかは、と思っていましたが意外と早くキット・ボディの完成レベルでのつぼみ堂製10輌を揃えることができました。そこでいつもの製作にあたっての方針ですが、 ・総武線の101系で主編成4輌、付属編成6輌の10輌とし、実車の編成を参考に以下の車番を設定しました。 クモハ101 + モハ100 + サハ100 + クハ100 + クモハ101 + モハ100 + サハ101 + サハ101 + モハ101 + クモハ100 ・できる範囲でディテールを施す ・動力はインサイド式とし、床下器具はカツミ製、カワイ製など探しましたが、一切なく若干形態が違いますがカツミ製のプラ製103系を流用しました(価格が大変安い) 参考資料は、鉄道ピクトリアル誌や、国鉄電車ガイドブック、最盛期の国鉄車輛、インターネットの情報などです 製作期間は2016年5月か同年8月でした |
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・製品レベルの全容で、床下器具はKTM製103系です 入手時は製品とキットのままと両方でしたが同じレベルで組み上げます |
・こちらは新たに作成した手すりやステップ、妻雨樋などのパーツ類です 下にある妻板は車種によって4つのステップの穴開けパターンを設定しました |
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・この車体の厚さは0.4ミリと薄いため、特に妻板はプレスに負けてで凸凹しており、完成後のゆがみも考慮して裏からチャネルを上下にはんだ付けして補強しております | ・運転台のある側の床板はテールライトケースと干渉するため干渉部分を欠きとりますが、欠き取り部分に連結栓の取り付け穴が必要なことから、一段下に取り付け板を貼り付けるため作成します 余った床板を使用しました |
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・床板は鉄板で、取り付ける胴受け、連結栓、床下器具などの穴を開けておきます 前述の取り付け板の取り付けは左の2枚のようになります 中央の床板に小さな四角い穴は編成の中間に来るクハ・クモハのライト切SWが収まります |
・運転室床下には空気管のパイピングを施しました スカートが無い車輛には、床下がにぎやかになります |
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・ドアにクツズリをつけるところですが、ドアのプレスが浅いため、薄い洋白帯板を貼るだけとします |
・貼り付けたところです 塗装後にはがれないようしっかりつけます 雨どいはキット製品のものは半丸でしたので、0.4ミリ厚板に取り換えています またドア横上部の穴は、車側表示灯の取り付け穴です |
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・片側の妻板には幌吊りを設定しました 右側は幌が付いた時のイメージです |
・パンタ側の妻板はパイピングでにぎやかになります | |
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・3輌のパンタ車に1輌の電装準備車(パンタ台のみ)を設定しております |
・組み立てが終わり、脱脂洗浄して十分乾かしたのちにプライマーを吹きます 画像は先行の5輌 |
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・プライマーが乾いたあと、今回はサーフェサーを吹いて本塗装前に最後の車体チェックを行います |
・サーフェサーを吹いて問題がなければ、屋根色を吹いたのち車体色黄色を吹きます グロベンと屋根の色は灰色ですが、濃淡差が出るよう若干違えております |
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・車体色が塗り終わりましたら、改めて全体をマスキングして妻のドアを銀で吹きます |
・先頭車には中野、お茶の水、津田沼、千葉の方向幕をエクセルで作成してつけてあります | |
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・タッチアップも終え窓も入って、床下を組めば完成という段階 |
・8月の運転会に間に合いました(こちらへ) |
編成順 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
形式 車番 |
クモハ101 120 |
モハ100 104 |
サハ100 230 |
クハ100 33 |
クモハ101 133 |
モハ100 107 |
サハ101 231 |
サハ101 233 |
モハ101 101 |
クモハ100 123 |
床下機器 | A | B’ | C | C | A | B’ | C | C | A | B |
注記 | モハ100化準備、パンタ台、床下モハ100に準拠 | クモハ100化準備、パンタ台はない、床下クモハ100に準拠 | モハ101化準備、床下モハ101に準拠 | |||||||
妻面昇降ステップ | - | 6 | - | 6 | 6 | |||||
妻面 A: 幌吊+昇降ステップ B:昇降ステップ、両側連結栓穴 C:幌吊のみ D:右連結栓穴 |
A | B-C | D-C | D | A | B-C | D-C | D-C | D-A | B |
雨どい | 1.0×0.4ミリ真鍮板 | |||||||||
ステップ/手すり | 0.3ミリ真鍮線 | |||||||||
パンタ周り パイピング真鍮線 |
0.5/0.8 | 0.5/0.8 | 0.5/0.8 | |||||||
クツズリ | 0.15×0.4ミリ洋白帯板 | |||||||||
キャンバス止め KS818 |
1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
屋上作用管止 筑E-002 |
5 | 5 | 5 | |||||||
屋上母線止 筑E-001 |
5 | 5 | 5 | |||||||
パンタグラフ PS16 |
1 | 1 | 1 | |||||||
パンタ碍子台 e614 |
4 | 4 | 4 | |||||||
パンタ碍子 井PA3002 |
8 | 8 | 8 | |||||||
パンタネジ 1.2ミリ |
4 | 4 | 4 | |||||||
パンタランボード KS890 |
2 | 2 | 2 | |||||||
避雷器 e1637 |
1 | 1 | 1 | |||||||
車側表示灯 e3621 |
4 | 6 | 4 | 4 | 4 | 6 | 4 | 4 | 6 | 6 |
胴受 en5841 |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
連結栓(1) e1604 |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
連結栓(2) e1606 |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
ワイパー トミックス製品の余剰品 |
1 | 1 | 1 | 1 | ||||||
乗務員室 妻下ステップ en5906 |
3 | 1 | 3 | 3 | 1 | 1 | 3 | |||
貫通幌 e1663 |
1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
グロベン KS970 |
7 | 6 | 6 | 7 | 7 | 6 | 7 | 7 | 7 | 6 |
台車センターピン 日光 |
2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 |
回転止め 日光 |
2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 |
台車 各社 |
DT21 | |||||||||
床下器具 KTM |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
動力(インサイド) 各社 |
M | M | M | M | ||||||
塗装 | グロベン・避雷器・貫通ホロ色:ジェイズ21(明灰)、屋根:ジェイズ49(濃灰)、車体:ジェイズ39(黄)、 妻ドア:タミヤTS-17(アルミシルバー)、窓サッシ:タミヤX-11(クロームシルバー)、 Hゴム:タミヤXF-66(ライトグレイ)、床下:アサヒペン艶消黒、台車:タミヤTS-63(NATOブラック) |
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